专利摘要:
流体容器10が、本体12、首部16および口14を有する。首部は第1の安定状態から第2の安定状態まで変形可能であり、それにより口の相対角度を変えることができる。
公开号:JP2011512174A
申请号:JP2010545393
申请日:2009-02-03
公开日:2011-04-21
发明作者:エルストウ,コリーヌ;ドーバー,スザンヌ;ブース,ピーター;ホワイティング,アラン;マスケル,ウィリアム
申请人:アーハーペー・マニュファクチュアリング・ベスローテン・フェンノートシャップ;
IPC主号:A61J9-00
专利说明:

[0001] 本発明は、容器の口の角度が2つ安定状態の間で変化するのを可能にする変形可能な首部を備える流体容器に関し、特に、乳児用の哺乳瓶に関連する。]
背景技術

[0002] 柔軟性の高いスパウトを瓶の口に装着することにより開口部に角度を付ける手段を備える瓶を提供することが知られている。これは中身を注入するのを補助することができ、さらに、授乳を受ける乳児ために角度を改善することができる。しかし、独立した取り付け具を有することは不便であり、潜在的な汚染要因となってしまう。また、追加の取り付け具が必要とならないように例えば折り畳みタイプの構造を用いて注ぎ口に柔軟性を与えることが知られている。しかし、この柔軟性の高い部分は支障なく動けるように意図されることから、使用中は一般に両手を使用する必要がある。効率的に包装できるように容器がコンパクトな形状であることが有利である場合には、柔軟性の高い注ぎ口は充填するのにまた保管および輸送するのに不便である可能性がある。さらに、柔軟性の高い注ぎ口およびスパウトは不安定になりやくす、輸送時または使用中に柔軟性の高い部分が動いてしまうと問題が生じる可能性がある。]
課題を解決するための手段

[0003] 本発明によると、首部を有する本体および口を含む流体容器が提供され、この容器は、第1の安定状態から第2の安定状態まで変形可能であり、それにより口の相対角度が変わる。好適な実施形態では、容器は首部のところで変形可能である。本明細書では、「首部」という用語は容器の口に直に隣接する領域を定義する。好適には、容器は、所望の場合に前の状態に戻ることができるように可逆的に変形可能である。]
[0004] 好適には、首部は第1の状態にあるときに一方の側にチャネルを画定し、第2の状態ではこのチャネルはその側壁を接近させることにより閉じられる。チャネルは、好適には、首部が所望の方向に確実に移動するように構成される。]
[0005] この好適な実施形態では、口は使用中に2つの端部位置の一方に位置することができる。第1の状態では、容器が容易に充填され得るように従来の概略垂直の位置にあり、さらに、容器は、よりコンパクトな形状をとることができ効率的に包装できるため、輸送および保管により好都合である場合がある。この状態では、首部および容器は共通の回転軸を有する。第1の状態は安定しているので、容器がコンパクトな形状を維持するのに首部を固定するための手段は必要ない。第2の状態では、口は注入または授乳を促進するような角度に配置され得、この状態では、口の軸と容器の軸は合致しない。この角度では、乳児に授乳するときに授乳者(feeder)はより快適な腕の位置をとることができる。また、口がある角度に固定され得ることにより、片手で注入または授乳することが容易になる。乳児に授乳するときにもう一方の手を乳児を支えるのに使えるようになる。]
[0006] さらに、容器の軸が首部の軸に対して起きている場合、より多くの割合の中身が分配されるまで、中身が首部に流れ込み続ける。このような構成は、特に乳児にとって不快である可能性がある空気の吸引を回避することができることから、授乳において非常に有益である。第1の状態から第2の状態へ移行するときの容器の容積変化は小さく、好適には5%未満である。]
[0007] 好適には、チャネルは上側縁部と下側縁部との間でV形であり、好ましくは、V字が長い側壁縁部と短い側壁縁部とを含むような不規則なV形である。チャネルは、通常、容器の垂直軸に対して横向きである。好適には、長い側壁および短い側壁は、チャネルの底部において50°と90°の間の角度で、より好適には65°と85°の間の角度で交わる。]
[0008] 好適には、短い側壁の方が瓶の口に近い。
好適な実施形態では、最も深い位置における短い側壁の幅に対する長い側壁の幅の比は1.25と1.75の間であり、より好適には1.40と1.60の間である。]
[0009] チャネルは首部の円周の周りを実質的にその半分を超えて延在してよく、好適には首部の全円周の周りを延在してよい。首部の周りを延在するチャネルは広くてよく、したがって、側壁を接近させることを可能にするようにより良好に適合され得る。チャネルが広くなることにより、より大きな変形角を得ることが可能になり、それにより変形の度合いも大きくなる。]
[0010] 好適には、チャネルの幅および深さは、チャネルの長さ方向の中心にある地点で最大値となるまで増大し、チャネルの上側縁部は口に対して角度が斜めになっていることが好ましい。チャネルは、好適には、容器の垂直面または垂直軸を中心に対称である。]
[0011] チャネルの上側縁部は好適には平面であり、下側端部もやはり平面であることが好ましい。
2つ以上のチャネルが設けられてもよい。これにより、1つまたは複数の中間状態が実現可能となり、すなわち、チャネルに過度の深さがなくてもより大きな角変形が得られる。]
[0012] 容器は、通常、例えば満杯でも空でも垂直に立てるように、通常の使用時に形状を維持できるように元から適合されるタイプの、PETまたはポリエチレンなどの成形可能な弾力性のあるプラスチックである。]
[0013] 好適な実施形態では、容器の口はフィルムによって閉じられる。フィルムは好適には気密シールを形成するものであり、例えば、口を覆うように結合されかつ取り外し用のプルタブを有するプラスチック/ホイル複合材であってよい。]
[0014] このようなシールは、第1の状態において首部で装着されている場合、積み重ねられるときに加えられる可能性がある垂直荷重に対して容器がより良好に抵抗することができる。このような荷重は容器の容積を減少させる傾向があり、中身が圧力を受けることによって抵抗を受ける。使用時にシールを取り外すとその抵抗力が除去され、首部が変形される可能性がある。シールはまた、中身が分配される前に第2の状態に移行したり第2の状態から変形したりするのを防止し、それにより容器の壁が疲労するのを回避することができる。ねじキャップなどの締まり嵌めクロージャも同様の利点をもたらすことができる。]
[0015] 容器は、好適には、適切な酸素および光バリアを有する多層プラスチック成形物であり、中身が劣化するのを回避する。別の層が色および汚れバリア(taint barrier)を有することもできる。好適な実施形態では、容器は、中身の液位を判断するのを可能にするための透明壁部を有することができる。このようなパネルは、例えば、首部から基部へ延在する、幅が2mm〜3mmの透明ストリップを有することができる。このようなタイプの液位計は乳児が過剰に授乳されるのを回避するのに有用である。]
[0016] 代替の実施形態では、透明の容器が、紫外線バリアを形成するための、その上に配置されるスリーブを有することができる。このようなスリーブは容器の中身に関する情報を容易に印刷することができ、また、液位インジケータを形成するための透明壁部を有することもできる。このスリーブは容器の変形領域のみを覆っていてよい。]
[0017] 好適な一実施形態では、このようなスリーブは収縮して容器を包むようになっており、不正インジケータ(tamper indicator)を形成するために容器のクロージャを覆うようにやはり上方に延在してよい。適切な軟化線(line of weakening)により不正インジケータ部を取り外すことが可能となり、よって容器を開けることができるようになる。このようなスリーブはまた本発明による容器の剛性を上げることができ、運搬中および保管中の垂直荷重に対してより良好に抵抗できるようになる。スリーブまたはスリーブの一部を取り外すことにより、使用時に第1の状態から第2の状態に移行させるのが容易になる。]
[0018] 次に、本発明による流体容器を例として添付図面を参照しながら説明する。]
図面の簡単な説明

[0019] 首部が第1の状態にある瓶の側面図である。
瓶の首部が第2の状態にあり口に角度が付けられている、瓶の側面図である。
首部が第1の状態にある、瓶の首部内のチャネルの断面図である。
第2の状態にある瓶の首部内のチャネルの断面図である。
蓋および乳首が瓶の口の上に固定されている、第2の状態にある瓶の側面図である。]
実施例

[0020] 以下の説明では、流体容器は、乳児に授乳するための容積が250mlの吹込成形瓶10である。瓶10はプラスチックから作られており、本体12、口14、およびそれらの間にある首部16を有する。首部16はチャネル18を画定している。チャネル18は首部16の全円周の周りを延在している。チャネル18の上側縁部20および下側縁部22は両方とも平面であり、瓶10の口14に対して角度が斜めになっている。上側縁部20は垂直方向に対して83°の角度であり、下側縁部22は垂直方向に対して71°の角度である(図1では、垂直軸は破線で示されている)。したがって、チャネル18の幅はヒンジング領域24から広がって、ヒンジング領域24の径方向反対側にある領域26のところで最大値となる。チャネル18の深さもヒンジング領域24のところで最小となり径方向反対側の領域26のところで最大となる。チャネル18はV形であり、長い下側側壁28と短い上側側壁30により非対称となっている。短い側壁30は瓶10の口14に最も近い。] 図1
[0021] ねじ山32が瓶10の口14上に設けられる。瓶10が液体で満たされ、輸送のためにねじキャップ(図示せず)が取り付けられる。使用時、乳首36を備えるねじリング34が口14に対してキャップの代わりに取り付けられる。チャネル18が最も広くなっている領域26の上方で瓶10の口領域14に圧力が加えられると、上側縁部20がヒンジ領域24を中心に下側縁部22に向って枢動する。それにより口14の相対角度が変化する。V字の側壁28、30が「係止」される位置に到達するまで圧力が加えられ、口が新たな安定位置にくる(図4を参照)。] 図4
[0022] 側壁28、30が係止することができるのは、例えば首部16の直径に対するチャネル18の深さの比を含めた、当業者には明白な要因の組み合わせに依存する。考えられる他の要因は、材料の厚さ、材料の特性、チャネル18の深さ、チャネル18の幅、および首部16の直径である。実験的試験により、意図した結果に一致するようなうまくいく特性の組み合わせを決定することができる。以下は、PET容器で使用され得る寸法の例である。
首部16の直径:45mm
チャネル18の最大幅:11mm
チャネル18の最大深さ:6mm
長い側壁28の長さ:6mm
短い側壁30の長さ:9mm
側壁28と側壁30との間の角度:70°
本発明の実施形態では、液体授乳物(liquid baby feed)用の瓶10が説明されるが、本発明による容器は例えば粉末などの任意の注入可能物質に使用され得る。]
[0023] 本発明による容器は、使い捨て可能または再使用可能となるように意図され得る。再使用可能となるように意図される場合、本発明の実施形態で説明するようにプラスチックが瓶用の材料として適している。当業者であれば使用するのに適したグレードのプラスチックを選択することができるであろう。容器が一回の使用を意図される場合、別の材料が適切である場合もある。プラスチック容器が想定されているが、アルミニウムなどの別の材料も適切である可能性がある。]
[0024] 本発明の実施形態の瓶の取り付け具として授乳用の乳首を備えるキャップを説明したが、授乳用カップ構成(feeding beaker arrangement)を形成するのにスパウトを備える蓋が代わりに使用されてもよい。]
[0025] 1つまたは複数の把手が瓶の本体に設けられてもよい。
本発明の実施形態では、瓶10の本体12は滑らかであるが、例えば握持用のリブあるいはブランド表示のためのテキストまたは絵などの、テクスチャが設けられてもよい。]
[0026] 角度が付けられた首部を形成するために閉じられるチャネルを有する瓶に関連して本発明を説明してきた。別法として、角度が付けられた首部を形成するためにチャネルは開かれてもよく、そのような構成は、第1に状態のときに大きな垂直荷重が想定されるような場合に特に有用である可能性がある。]
[0027] もちろん添付の特許請求の範囲内で別の変形形態も可能である。]
权利要求:

請求項1
首部を有する本体および口を含む流体容器であって、前記容器が、第1の安定状態から第2の安定状態まで変形可能であり、それにより前記口の相対角度が変わる、流体容器。
請求項2
前記首部のところで変形可能である、請求項1に記載の容器。
請求項3
前記首部が前記第1の状態にあるときに一方の側にチャネルを画定し、前記チャネルが、前記第2の状態において側壁を接近させることより閉じられるように適合される、請求項2に記載の容器。
請求項4
前記チャネルが、前記第1の状態から前記第2の状態への移行の所定の方向を定めるように適合される、請求項3に記載の容器。
請求項5
前記チャネルが実質的に「V」形であり、前記容器の垂直軸を横断する向きである、請求項3または請求項4に記載の容器。
請求項6
前記チャネルが上側縁部および相対的に長い下側縁部を有する、請求項5に記載の容器。
請求項7
前記チャネルが前記首部の周りを延在し、前記チャネルが垂直面を中心に対称であり前記垂直面の両方の側で最小深さから最大深さまで増大する、請求項3から6までのいずれか一項に記載の容器。
請求項8
2つの安定状態のみを有する、前記請求項のいずれか一項に記載の容器。
請求項9
中身の量を判断することができるように透明壁部が組み込まれる、前記請求項のいずれか一項に記載の容器。
請求項10
前記部分が前記本体の側壁を通って延在する垂直ストリップを有する、請求項9に記載の容器。
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同族专利:
公开号 | 公开日
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
法律状态:
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2011-12-02| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111114 |
2012-01-17| A711| Notification of change in applicant|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20120116 |
2012-02-02| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20120116 |
2012-02-04| A621| Written request for application examination|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120203 |
2013-06-18| A072| Dismissal of procedure [no reply to invitation to correct request for examination]|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A073 Effective date: 20130617 |
优先权:
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